スタッフ研修会
令和6年2月10日(土)午後3時より、小倉歯科医師会館大会議室にてスタッフ研修会を行った。
谷口学術委員会委員の司会のもと、福泉学術担当理事の開会の辞に続き、島田会長より挨拶があった。倉富学術委員会委員より講師紹介があり、医療法人美創会 歯科・林美穂医院歯科衛生士 藤本和泉氏より、『「診る」「気づく」「伝える」メインテナンス』という演題で講演していただいた。
メインテナンスにおいて良好な状態を末長く維持していくために大切なことを、実際の症例も用いて丁寧に教えていただいた。患者さんを診るにあたり、口腔内のどのポイントを診るか、そして口腔内だけでなく全体を診て、そして患者さんに起こっている変化に気づくことが大切である。同じ患者さんでも、同じメインテナンスをずっとするのではなく、現在の患者さんにあったメインテナンス、プロフェッショナルケア、メインテナンス用品を正しく選択していくことが肝要である。患者さんにメインテナンスの大切さを治療初期の段階からしっかり伝えることと、メインテナンスへのモチベーションを保つために、それぞれの患者さんにあったコミュニケーションをとり、しっかりとした信頼関係を築くことが重要である。ドクターが治療して残した歯を、歯科衛生士が、診て、気づいて、伝えるメインテナンスを行うことにより、より良い状態を保つという日常の仕事を、常に患者に寄り添い情熱を持って行っていることが伝わり、参加者皆、熱心に聞き入っていた。