口腔管理推進室整備事業に伴う病診連携セミナー

令和6年10月30日(水)小倉歯科医師会大会議室にて、口腔管理推進室整備事業に伴う病診連携セミナーが開催された。九州歯科大学附属病院の地域医療の中での果たす役割について、九州歯科大学病院 理事長・学長 粟野 秀慈 先生、九州歯科大学 他職種連携ユニット教授 藤井 航 先生よりご講演いただいた。

現在歯科医療を取り巻く社会情勢の変化、高齢化・う蝕の罹患率の低下などをはじめとした治療内容の変化・患者ニーズの多様化などで歯科保険医療には大きな変化が必要だと考えられている。今後はう蝕治療や補綴治療を行う治療中心型の歯科治療から口腔機能の継続した維持を目的とする治療・管理・連携を目指す歯科治療に変化していくと考えられている。

藤井先生より、訪問診療のなかでVE(Video Endoscopy)にて嚥下評価を行い、栄養・口腔・リハビリテーションでの医療連携の上で、嚥下機能が改善し経口摂取ができた症例を供覧しながら詳細に解説いただいた。

開業歯科医院と九州歯科大学附属病院の病診連携に関係する事項をご講演いただき、明日の診療に役立つ知見を得ることができた。明日からの診療に生かしていきたい。