第二回学術講演会
2023年11月24日(金)午後7時30分、小倉歯科医師会館 大会議室にて北大阪ほうせんか病院 歯科口腔外科部長 藤田茂之先生(和歌山県立医科大学名誉教授 九州歯科大学客員教授)より「三叉神経(下歯槽神経、舌神経)の神経障害を回避する方策は? 残念ながら発症した時、診察室で予後を的確に判定する診断法は?」という演題でご講演いただいた。
口腔外科処置における神経損傷について、症例を提示していただきながら、神経損傷を起こしやすいリスクとなる性別、年齢や埋伏歯の深度、切開線のデザイン、また、器具の選択など智歯抜歯における注意点について詳しく解説いただいた。
安全のために確実な手技を行うことの大切さをご説明された。
また、後半では、神経損傷が実際に起こった場合に行うべき神経損傷の程度や予後の予測のための検査方法について詳細にご解説いただいた。
日歯生涯研修登録システムにて(No.1601)下歯槽神経・舌神経の神経障害に対する診査・診断と外科的対応 藤田茂之(和歌山県立医科大学 口腔顎顔面外科学講座 教授) 2016年にて手術動画を交えて、今回ご講演いただいた内容について解説しているとのこと。
智歯抜歯においての神経損傷についての理解が深まった。