地域医療研修会
令和7年2月14日(金)小倉歯科医師会館大会議室にて地域医療研修会が行われた。
最初に産業医科大学皮膚科学教室の手嶋呂茉音先生から「口腔内病変をともなう皮膚疾患 薬剤、水疱症による口腔内病変について」と題して講演があった。
口腔粘膜に生じる皮疹について各疾患ごとに端的に説明していただき、日常の診療で発見し皮膚科に紹介することで、早期治療で重症化を防ぐことができるため皮膚科との連携が大切とのことだった。
次に同大学皮膚科学教室講師の佐々木奈津子先生による講演では、主にアレルギーについてお話していただいた。歯科金属アレルギーと掌蹠膿疱症の関連では、最近の研究で金属アレルギーよりも歯巣病変の関連が高いと言われており、歯科金属除去よりも歯科感染制御の方が掌蹠膿疱症が好転した患者の割合が圧倒的に高かったということだった。
その他アレルギーに対する最新の治療法など興味深い講演で、大変参考になった。