がん患者のための歯科医療連携推進事業研修会
3月17日19時半から小倉歯科医師会大会議室で、「がん患者のための歯科医療連携推進事業研修会」がZoomによるオンライン形式との併用で行われた。
講師に北九州市立医療センター歯科部長の國領真也先生をお招きして、「周術期口腔機能管理における医科歯科連携―現状と問題点―」というタイトルでご講演いただいた。
周術期口腔機能管理をすることで、がん手術後肺炎の発症頻度減少、立位までの日数の減少、手術後の入院日数の短縮などが期待され、患者のQOLが向上し、医療費削減にもなることから医科歯科連携が推進されているが、実際のところ周術期口腔機能管理の診療報酬算定を行っている歯科医院は少なく、対策として患者さんへの口腔管理の重要性の説明や、歯科医師会と各病院との患者支援センターとの連携を深めることが大事とのことだった。
紹介状や報告書の書き方などについも教えていただき、周術期口腔機能管理についての理解が深まった。