学術講演会が開催されました
3月6日(月)に小倉歯科医師会学術講演会がZoomによるオンライン研修で行われました。
講師は九州歯科大学歯学部総合内科学教授の福原正代先生で、「安全な歯科医療を行うために知っておきたいこと、実践したいこと」という演題で講演していただきました。
超高齢化社会の現在、歯科を受診する方の医科基礎疾患は多く、内科医の立場からより安全な医療を目指して、注意すべきことを分かりやすく説明してもらいました。
バイタルサイン、高血圧、心疾患、糖尿病、薬物の副作用(肝障害、腎障害)等における、必要最小限覚えておくべき検査数値等の説明があり、日々の臨床でとても役に立つものでした。
また、安全に配慮することへの保険算定の仕方として、診療情報連携共有料、総合医療管理加算、歯科治療時医療管理料の正しい算定方法と、医科から歯科へのお願いとして「病名は略語は使わない」「使用する麻酔の種類や量、1回の治療時間の目安などを医科への対診時に記載してほしいとのことでした。
本日の講演内容を念頭に、有病者の治療もできるだけ安心安全に進めていけるよう留意していこうと思いました。