地域医療研修会が開催されました
11月22日(火)小倉歯科医師会館で地域医療研修会が行われ、小倉記念病院薬剤部の福島将友先生から、「薬の使い方」についてご講演頂きました。
今回ハイブリット形式の講演会の予定でしたが、講師の福島先生が諸事情により会場にお越しいただけなくなり、オンラインのみでの講演で対応していただきました。
歯科臨床の日常で使用している薬の薬物動態から、相互作用等の注意点について分かりやすく説明していただきました。
特に抗菌薬の乱用から耐性菌の発現により、「何も対策をしなければ、2050年には1年間で1000万人が耐性菌で死亡する」というデータがあるとのことで、日々の漫然とした抗菌薬の投与は避けるべきとのことでした。
また従来のお薬手帳に代わって電子処方箋が令和5年1月から運用されるようになり、医療機関と薬局の連携がスムーズになるそうです。これにはオンライン資格確認システムの導入が前提となります。
日々の診療で使用している薬の種類、投薬量、服用期間などを見直し、的確に投薬できるようにしていかなければいけないと思いました。とても参考になる講演会でした。